[レポート]「AWSでVMwareベースのワークロードの未来を」というセッションに参加しました #MAM103 #AWSreInvent
こんにちは、AWS事業本部の荒平(@0Air)です。
AWS re:Invent 2024では、ラスベガスへ現地参加してきました!
本エントリでは、参加したBreakOutセッション「The future of your VMware-based workloads with AWS」について紹介します。
動画
動画が公開されていました。是非ご覧ください!
3行まとめ
本記事の内容を要約しました。
- 移行プログラムや考え方の概要が紹介されています
- 新登場、Amazon EVSやAmazon Q Developer for VMware workloadsを選択肢に入れよう
- AWS、およびパートナーからの支援体制も豊富です
セッション概要
Choosing the right cloud destination for your VMware-based workloads is crucial for your business. Join this session to learn how AWS collaborates with customers to navigate this journey. AWS provides proven migration pathways—including Amazon Elastic VMware Service (Amazon EVS) that simplifies moving VMware Cloud Foundations (VCF) environments to AWS—and purpose-built services offering prescriptive guidance to assist you on your cloud journey. Explore the available options and paths to achieve the right mix of migration, modernization, and innovation that can help you meet your current and future business goals. Discover how AWS and AWS Partners are committed to helping you transform your VMware environments seamlessly.
(訳文)
VMwareベースのワークロードに最適なクラウドの選択は、ビジネスにとって非常に重要です。このセッションに参加して、AWSがどのようにしてお客様と協力しながらこの旅をナビゲートしているかをご覧ください。AWSは、実績のある移行パスウェイを提供しており、その中には、VMware Cloud Foundations(VCF)環境をAWSに移行する作業を簡素化するAmazon Elastic VMware Service(Amazon EVS)も含まれています。また、クラウドの旅を支援する処方箋的なガイダンスを提供する専用サービスも提供しています。現在および将来のビジネス目標を達成するために、移行、近代化、イノベーションを適切に組み合わせた選択肢と方法を探求してください。AWSとAWSパートナーが、VMware環境のシームレスな移行を支援するために尽力している様子をご覧ください。
スピーカー
- Rusik Mundhe, Director, Migration & Modernization, Amazon Web Services
- Sean Lewis, WW GTM Leader, EAMM, Amazon Web Services
レベル
- 100 - Foundation
セッション内容
市場を取り巻く状況
Gartnerによると、VMware環境を利用の顧客の74%は代替策を検討しており、2025年には新しいデジタルワークロードの95%はパブリッククラウドにデプロイされているそうです。
個人的な肌感にも合います。それでもまだ世界的に見ると、5%はプライベートクラウドに資産があるということですね。
マイグレーションの道筋
AWSへ移行するには、7Rのうちリテイン・リタイアを除く5Rの方法があります。
以前、RelocateとしてはVMware Cloud on AWSを紹介していたのですが、今年のre:InventからはAmazon EVSがその座に据えられそうです。
Amazon Elastic VMware Serviceの記事については、以下も参照ください。
サービスの概要は割愛しますが、期間中に複数回見たスライドでAmazon EVSが紹介されていました。
Amazon EVSのアーキテクチャです。顧客のVPCにてVMware Cloud Foundationを実行します(VMware Cloud on AWSでは、実行環境はVMwareが所有し、Connected VPCを顧客が持つという形態でした)
中の人(豊田さん)の概要紹介も参考になるため記載しておきます。
AWSが提供するクラウドジャーニー
オンプレミスや他クラウドの資産をAWSに持ってくる際、いくつかのステップがあります。
その中で、re:Invent中は"移行サービス&ツール"にアップデートがありました。
Amazon Q Developer transformation for VMware workloadsの登場です。
一言で言うと、AWSへの最適な移行プランを考えてくれるAIサービスです。ついに出ました。
移行検討に要する時間・工数を大幅に削減することで、イノベーションに再投資できる、という思想のもとリリースされました。
発表時の速報記事は以下もご覧ください!
VMware固有のネットワークもネイティブに変換をサポートしてくれるようです。
移行を支援するツール
みんな大好き、AWS MGNとMigration Hubが紹介されていました。
AWSへの移行を考えるとき、リホストの手段としては第一に上がります。
エキスパートによる移行支援
AWSやパートナーが支援するOptimization and Licensing Assessment (OLA)やMigration Acceleration Program (MAP)についても紹介がありました。
OLAは、実際のリソースの利用状況、ライセンス利用などについて簡単に把握することができるツールです。
MAPは、AWSへの移行を支援する大規模向けのフレームワークおよび方法論です。特にVMwareからの移行を行う場合、これらを利用することが推奨されていました。
感想
これからAWS移行の情報収集したいけど、どこから手を付ければいいか分からない・・・といった方にオススメしたいセッションでした!
移行に関しては、特にアセスメントが非常に重要ですが、そこをサポートするAmazon Q Developerの新機能が出てきているので嬉しい限りですね。
移行フレームワークに関しても少しアップデートが入っているのでキャッチアップしたいと思います。
このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)がお送りしました!